【必見】「天空の遺跡」カンボジア プレアヴィヒアへ


   カンボジアのシエムリアップにある世界遺産のアンコールワット、アンコールトムは有名で各国からの観光客で賑わっています。
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   今回はカンボジア北部のタイとの国境にまたがる紛争地帯にある知られざる天空の遺跡「プレアヴィヒア」を紹介します。
ヒンドゥー教の寺院の裏は標高625mの切り立った岸壁があり、そこから見渡すカンボジアの景色は絶景です。
   プレアヴィヒアPreah Vihear寺院遺跡は世界遺産に登録されていますがカンボジアとタイとの両国国境近くにある当該地域は領有権を巡る紛争があり武力衝突も生じています。現在も寺院付近にはカンボジア軍兵士が沢山監視していますしタイ側にも監視所があり緊迫しています。ただ現在は落ち着いていることから外国人も行くことができますが、シエムリアップから遠く必ずしも安全とは言えなく、シェムリアップの現地ツアー(数名で車とガイドをチャーター)で行くことになります。したがって信頼と実績のあるツアーに申し込むことが必要です。

※ Preah Vihear Temple : ヒンドゥー教寺院 、9世紀末にクメール人が建設
2008年世界遺産に登録、寺院は海抜625mでシエムリアップの北東120km
車で片道約3時間の道のり、2011年タイとカンボジア国境紛争が勃発し
2013年国際司法裁判所でカンボジアに
帰属と判断された

   プレアヴィヒアPreah Vihearの位置は下の地図に示すとおりタイとカンボジアの国境に位置します。

プレアヴィヒアへはシエムリアップから運転手とガイド付きの車(数名の相乗り)で早朝に出発します。(ホテルに送迎)
    ワゴン車はカンボジアの悪路を途中に休憩を挟みながらひたすら北上し、アンロンペンを目指します。

ワゴン車の様子、運転手とガイド
車窓風景
悪路を猛スピードで北上
途中の街
交差点はロータリーになっており信号機はない
ベンツのワゴン まさかカンボジアでベンツに乗れるとは
途中休憩した街 アンロンペン数年前は紛争に巻き込まれていたとのこと 無邪気なカンボジアの子供たち
アンロンペンの休憩所で飲んだ甘いコーヒー飲料 コーヒー牛乳みたいでオイシイ

   アンロンペンで休息を取りワゴンは約3時間でプレアヴィヒア寺院がある山の麓の入場券売場に到着します。
   ここでパスポートを提示して入場料(20U.S$)を支払って入場手続きを行います。(ガイドがクメール語で手続きしてくれます)
   ガイドと一緒に約500mの高低差を一気に登る四輪駆動車(荷台)に乗り換え向かいます。(ワゴンの運転手は寺院から戻って来るまで待機)

入場券売場から山の山頂(プレアヴィヒア)を望みます。四輪駆動車で一気に登頂します

入場券売場、パスポートが必ず必要ですので忘れないよう持参してください

入場券売り場で乗りかえる四輪駆動車
警備所
急勾配の道

タイ国側

 四輪駆動車亜の荷台に乗って振り落とされないように掴ってスリルある急勾配の道を登っていくと山頂付近の平らな場所に到達します。山頂付近はカンボジア軍兵士の家、トーチカ(鉄筋コンクリート製の防御陣地)があり緊張した感じです。(一方、観光客相手の水や民芸品を売る人もいます)

軍人の家とトーチカ (写真右奥に2つ写っている)
軍の施設トーチカ (トーチカの向こう側はタイ)
トーチカ(陣地)

   山頂付近で四輪駆動車を降りた後は徒歩でプレアヴィヒア寺院へと登って行くことになります。あちこちに兵士が監視しておりますが観光客には優しいように見えます。
   登っていく途中に北側の山に目を移すとタイ側の監視所も少し遠くに見え、また周りは戦闘で破壊された遺跡、遺跡が陣地の役目をしていた跡、地雷処理完了の標識等、ここが最近まで戦場であったことを強く感じることが出来ます。
山頂部の遺跡の後側(南側)は500mの標高差で切立った断崖絶壁があり遠くシエムリアップ方面の絶景を望めます。

寺院への参道ですが、門型の標識(旗)より向こう側はタイで厳しい監視が行われています

地雷除去完了の表示、フランスの民間会社が地雷処理したとのこと

 

 

遺跡内もカンボジア軍兵士が監視

四輪駆動車で登ってきた道路
プレアヴィヒア寺院の背後は絶壁
高所恐怖症の私は恐る恐る断崖絶壁の端へ
断崖絶壁の背後地の様子

 紛争地という緊迫感と断崖絶壁のスリルはありましたが、プレアヴィヒアは正に「天空の世界遺産の遺跡」です。
平和な日本では経験出来ない緊張感と紛争地帯の現実を肌で感じることが出来ます。
機会があったら是非とも訪れてみてください。


下の写真はプレアヴィヒア見学後、シエムリアップへの帰途に途中で立ち寄った飲食店での遅い昼食です。
行程は早朝にシエムリアップを出発して昼前にプレアヴィリアの麓に到着、そこで入場手続きした後にプレアヴィヒアに登って2時間程度観光、帰路に遅い昼食をとり夕刻にシエムリアップへ戻るという丸一日がかりの旅です。


飲食店の外部は粗末ですが内部は比較的綺麗

牛肉の炒め物、見た目より美味しい